労働時間の可能性

先週末、ちょっと体調を崩していた
崩していたと言っても、発熱していたわけでも、倦怠感があったわけでもない、喉がめちゃくちゃ痛かった
夜中、喉の痛みで何度も目が覚めた

大したことはなかろうとは思ったが、悪化して熱など出始めたら厄介だと思い、土曜日の午前中に耳鼻科を受診した
処方された漢方と痛み止めを飲み、とりあえず今できることはやったしと、その後は予定通り、次男を散髪につれて行き、部活の靴を買いに行き、夕方からは母と施設にいる祖母を見舞い、母の用事に付き合い1日を終えた
翌日は、母から洋裁を習うつもりであったが、体調があまり良くないこと、悪化しそうな予感があったこと、それと車の調子が悪く、点検に出したかったことで、母のところには行かず、車の点検にだけ出かけた
その後は、息子たちの迎えだけ行って後は特に何もせず、週末を終えた

その後、熱が出ることもなく、喉の痛みも引き、月曜には風邪症状もなく朝を迎えることができた
が、しかし、非常にくたびれてはいた
週末、特別忙しかったわけではないが、多少の体調の不安がある中、ゆっくり休めたわけでもなく、そのつけがしっかり【くたびれ】という形で現れた
体調が悪いわけではない、熱もないし、咳や鼻水や息苦しさがあるわけでもない、ただほんとにくたびれていたのだ
疲れている、とは微妙に違う、【くたびれ】なのだ

月曜は、まぁ、軽い病み上がりみたいなものかと乗り越えて
火曜は、今週いっぱいお疲れモードかと身構えて
とうとう今朝、起き上がるのが困難で、弁当作りをパスした
家にあったリポビタンDXを飲んで出勤、今夜は早く寝ようと朝から誓った

そして、帰宅後、珍しく先に帰っていた長男が、何を思ったが今夜はご飯を作ってくれると言う
レタスしゃぶしゃぶをしようと、買い出しをして帰ったが、それならお任せしようとバトンタッチ
ヨギボーでゴロゴロしている間に、YouTubeを見ながら、謎の中華風おひたしみたいなものと、豚とレタスの炒め物を作ってくれた
ちなみに、長男が自らご飯を作ってくれたのは初めてかもしれない
彼も今、色々あって、ご飯でも作ってみようと思ったのかもしれない
色々の話はまたおいおい

続いて帰宅した次男にも、お母さんは今日は早く寝ると宣言した
帰宅して早々に、母に早く寝る宣言をされるとテンションが下がるのはわかっている
飲み会が始まって早々に、明日早いから早めに変える宣言をされるのと似ている気がする、家庭内テンション下げる事案だ
わかってはいたが、早々に宣言した、それくらい疲れていた

そしたら次男が『そんなにしんどいなら、そんなに働かなければ良い』と言い出した
次男は、私が働き過ぎで疲れているのだと思ったのだ
実際は仕事が原因ではない、週末引いた軽い喉風邪が原因だ
まぁ、確かにゆっくり休む時間がなく、軽い喉風邪を引きずっているといえばそうなのかもしれないが
私は働くことが嫌いじゃないし、今の仕事もそれなりに楽しく行っているの
確かに休みが少なく疲れてはいるが、もっと楽な仕事がしたいとか、時短を検討したことはない
むしろ、フルタイム勤務はかねてからの私の希望であった
『いっぱい働かないと遊べないぞ』と返した言葉も本心だ
しっかり働いてしっかり遊ぶがモットーなのだ
たいして稼いでるわけではないが、それでも働かなければ今よりもっと遊べない

もしも、1日6時間の時短勤務に変わったら
もしも、週3日のパートに変わったら
今よりもっと遊べない
1日8時間働くことは特別なことじゃない
確かに、育児家事で忙しいお母さんが1日8時間働いているのは大多数ではないかもしれないが
日本で社会人と呼ばれる人は、たいてい1日8時間働いている
その中で家事育児をしてる人だって山程いる
だからやっぱり、私がくたびれているのは仕事が原因ということはないだろう

1日8時間働かないと、いっぱい遊べないよ
1日8時間働いている人は珍しくないよ
そんなの当たり前だよ、普通だよ、だから大丈夫

と、息子に話そうと思ったがふと
海外ではどうなんだろうと思った
本当にこれは普通なのか、当たり前なのか??

よく日本人は働き過ぎと言われる
1日8時間働いて、ようやくちょっと遊べるお金ができる
正直フルタイムでなかった時は生活するだけでいっぱいだった
今も、遊べると言っても、週末家族で外食ができたり、たまに一人でランチに行けたり、時々県外に遊びに行けたりする程度だ
年に1回旅行に行けたり、ましてや海外旅行の話が出たりするわけではない
それでも1日8時間働いていなけでば、外食もランチも今の半分だろう
そうやって1日8時間働く人は珍しくない

でも、ホントにそうなんだろうか?
世界を見渡せば、これはレアなのではないか??
そんな働き方が当たり前だと今私が息子に言ってしまうのはどうなんだろうと思ったのだ
彼らには未来がある
働き方にも、住む場所にも
1日8時間働かなくても生活ができる働き方
日本以外で生きていくという選択肢
息子たちには、そんなことが当たり前に選べる可能性があるのだ

そう思うと、日本で1日8時間働くことを、当たり前、普通、みんなそう・・・
と、言ってしまうのは辞めておいたほうが良いと思い、私はいっぱい遊びたいからいっぱい働くんだよ、とだけ言った

私にも、そんな未来はあるのだろうか
時間、場所に縛られない働き方
『あるよ!』という人は多いだろう
そう言い切れる人は実際既に成功した人で、今現在、社畜としてそれなりに社畜ライフを楽しんでいる私には、なかなかそんな未来が自分にもあるとは思えなにのが現実だ
拗ねたり、僻んだり、諦めたりしているわけではなく、実際にはなかなかそう思うのは難しい、って話だ

でも、息子たちにはそんな未来が十分にあると思う
彼らはまだまだ若いし、何よりそういう時代が来ているのだから

だから、私の変な決めつけを息子に刷り込む前に立ち止まることができて良かった

そして、私にもそんな未来が来る可能性をちょっとでも広げたいと思いながら

とにかく今日は早く寝よう

明日も元気に8時間働かないと!

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