ユニクロ×マリメッコのワンピースを62歳の私に

先日、ユニクロ×マリメッコのワンピースを買いました。

一週前に見たときは、2,990円(たぶん)。
買おうか迷ったけど、いつどこで誰に見られても、ユニクロのワンピやな…とバレるので買いませんでした。
一目でソレとわかる柄なので、スーパーなんかで同じワンピースを着た人と鉢合わせたりすると、さすがに気まずい…。
かわいいなぁ…とは思うけど、見送ることにしました。

翌週、1,990円(たぶん)になっていました。
迷わず買いました。

いくらで買っても、ユニクロとマリメッコのコラボワンピやな…ってのは、どこの誰にもすぐにバレるんだけど。

私は、今日明日着るために買ったのではないのです。
20年後、私は62歳になっています。
62歳になった私のために買ったのです。

62歳になったときに、マリメッコのワンピースを着る人になっていたいので。
きっと、このワンピースを見た人は、あ、懐かしい!!それ、どっかで見たぞ。そうだ、昔ユニクロで売ってたやつだ。それ、大昔のユニクロのワンピースだ!
と、気づくでしょう。
それは別にいいんです。
20年前に売っていた、誰もが知っているその懐かしいワンピースを、20経った今、キレイに着る。
なんか素敵じゃないですか。
その時まで、きれいに保管して、私は62歳になったときに20年前のユニクロ×マリメッコのワンピースを着るのを楽しみにすることにしました。
肩肘張らずに、20年前のユニクロ×マリメッコの安いワンピースを着る、洒落た62歳になりたいのです。
二十歳くらいのとき、表参道で買った、馬柄のマリメッコのカバンは、今も私のお気に入りです。これからも大切にしていきたいアイテムの一つです。

試着をして、20年後の自分の体型を想像しました。
今は、ふくらはぎが太いことを気にしているので、マキシ丈のボトムしか履きません。
ふくらはぎのど真ん中で終わるミモレ丈のボトムは私にとっては憧れであり、敵です。
でも、20年後ならもういいかな。20年後にはもうふくらはぎのコンプレックスも克服していることを期待しています。もうええやん、ふくらはぎが太いくらい。…と、思える私になっていたい。
サイズはSにしました。
ちょっとお腹周りにお肉がついていることは想定しましたが、ふわっとしたワンピだし、着れるだろう。着れるようにそれなりに健康と体系には気をつけて過ごそうと思います。

そして、しばらくして、またユニクロに行くと、1,290円(たぶん)になっていました。
さすがにかわいそう。マリメッコがかわいそう。マリメッコに失礼。

見つけて笑ってしまいました。
また安なってるやん(笑)。

タイムカプセル的な。
20年後の自分に期待と憧れを込めて、ワンピースを1つ買いました。

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